応用情報技術者試験_その1

毎日投稿チャレンジ2日目。

この1ヶ月で寝食を忘れるほど(半分冗談、半分本当)没頭していることについて書く。

 

それが応用情報技術者試験

23/10/8に受験することにした。

34歳、社会人生活はすべてシステムエンジニア。遅すぎる一念発起となる。

 

そもそもIPA(情報処理機構)が主催する情報処理試験はレベル4まで存在する。

レベル1はITパスポート。これはエンジニア志望の文系学生が在学中に取ったり、社内で非エンジニアに推奨している会社も多かったりする。エンジニアが職務経歴書に書いてしまうと採用担当の訝しみを買い、逆に採用されない資格。英検でいう2級的な。

レベル2は基本情報技術者試験。これはエンジニア志望の非経験者が入社後半年で取得を求められる登竜門的な資格。ここから国家資格。これも職務経歴書には書かないほうがいい。

レベル3が、応用情報技術者試験。これが英検準1級的なポジションで(個人の感想です)、経歴書に書いても違和感のない、ただし評価はされないが…資格となる。入社後2年を目処に取得を求められることが多い。

レベル4は各種スペシャリスト資格。DBとかネットワークとかプロマネとか。大抵のエンジニアはこれをいくつ持ってるかで頬の殴り合いをしている。

 

ここまで書いたが、IPA資格とは全エンジニアに共通する、標準的なパッケージというだけであり、

クラウド事業者資格やプロダクト事業者(SAPとかオラクルとか)資格の方が実践的なのでこいつは何を言ってるのだと思われる方もいることと思う。

ただ、レベル3を、社会人10年以上も取得せずのらりくらり生きてきた、これに危機感を抱いた。

社内の取得者数が参照できるのだが、4桁を軽く超えていたからだ。昔は資格体系が異なっていたし、上級・高級SEはあまり関心を示さないだろうからほとんどは20-30代だろう。眩暈がした。

 

応用情報技術者試験を受験するタイミングは常に私の側にあり続けた。

社会人2年目の春。

申し込んだはいいが勉強せず欠席した。たしかその日は麻雀をした。

社会1x年目の春。

申し込み、勉強したはいいが新婚旅行と重なり断念。一応IPAに旅行先で受けられないか問い合わせた。転勤等已むを得ない事情ではないので却下。

社会人1x年目の秋。

勉強を重ねたはいいが、申込期日を過ぎ断念。

ここまで1万円強散財している計算。試験会場に行ってもいないのに。いいお寿司が食べられたかもしれない。IPAの人はいいお寿司を食べたかもしれない。

 

そして2023年の秋。春からIPAのHPを睨み続け、申込開始日に申込をした。

インフレの煽りを受け、受験料は以前の5,000円台から7,000円台に値上がりしている。

円高原油高、原料高、なにが関係しているのだろう。最低賃金は毎年上がってはいるが、人件費だけの説明では補えない暴騰率だと思う。

コロナ禍のために会場の収容効率が下がったのが原因とそれらしい理由を嘯く者がいた。信じない。

 

閑話休題

私は今年の秋、応用情報技術者試験(APという略語があることを今思い出す)を受ける。

そのために毎日、公共交通機関の中でも、昼休みも、夜寝る前にも勉強している。

具体的には「過去問道場」というサイトを使い倒している。

一問一答をドリル形式で解き、その場で回答と解説の閲覧ができる。回答実績は蓄積されあらゆる軸から分析可能。しかも完全無料。

本当にありがとうございます。たまにわざとアドセンスをクリックして貢献しているつもり。

購入前に離脱しているから、報酬基準がコンバージョン率だったら意味がないけど。

 

APだが、例えば午前試験は150分の制限時間の中で80問を解き、6割を取る必要がある。つまり合格ラインは48点。

出題は知識問題と計算問題で、すべて4択。

私はこれをこの1ヶ月で「1,120問」解いた。

1,120問だ。過去問14回分。制限時間で換算すると35時間分にもなる。

そこそこのRPGなら全クリ(×完クリ)できる。そう考えるとゲームって罪深い。

 

直近2回で出題された問題は決して出ないという制約と、ただしそこそこの問題が過去問から一言一句違わず出るという、パララックスなパラドックスがある。

これがミソで、ある程度やり尽くすと、計算問題など計算をしなくても、むしろ問題文を見ずとも選択肢だけで正答を導ける。

毎回ちゃんと問題見て計算するけど。

 

APにハマったのが、ほぼすべて仕事に繋がる、または繋がる可能性があるからだ。

昔、めちゃくちゃな数の汎用機で構築された、全容をとてもでないが見渡せない巨大システムでCOBOL書いていた時には分からなかった。

ハードやネットワーク、セキュリティ、ストラテジー関連など考えなくていいように、各作業者が各ラインの中で最適にディスパッチされていたから。

でも今は違う。新鮮な驚きをもって問題に触れ、血肉になるのを感じる。

そうして午後問題はそこそこに()、午前問題の鬼となった。

 

・・・本当に楽しいので試験終わった後もやり続けます(^ν^)

スペシャリスト試験に挑戦する時、2年間は同範囲が免除されるけど、それでも受けるかも。

ここまで読んでくれて、熱量が伝わったら、是非この沼に来てください。奥深くで待ってます。

 

※直近で解いた80問。鬼を自称する割に9割ちょいしかとれない。

どんなに仕上げてもここが最高到達点な気がする。そんなん知らんし的な問題も多い。それもまた沼。

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